冬の星座がよく見える季節になってきましたね。18世紀、フランスの天文学者メシエは、彗星の観察の際に彗星と紛らわしい天体に番号を付け、カタログ化しました。M31アンドロメダ銀河やM42オリオン大星雲、M45プレアデス星雲(すばる)など有名な星雲に、メシエのリストに後世 ...
カテゴリ: 宇宙
秒速30㎞ 太陽系外からの来訪者
2019年8月30日、クリミアのアマチュア天文家 Gennady Borisovはカシオペヤ座のほうから飛来する、とある彗星を発見しました。もともとgb00234と呼ばれていたこの彗星は、その後の詳細な観測により、その軌道が太陽の重力圏にとらわれない双曲線軌道を描いていることが判明し ...
月周回軌道宇宙ステーション
2020年度の予算概算要求が発表され、そのなかに宇宙開発予算として面白い項目があげられていました。2020年に打ち上げを予定されている次世代基幹ロケットH3の開発とならび、月の周回軌道をまわる新たな宇宙ステーションの開発、そしてそこに物資を輸送する新型こうのとり H ...
月面のクマムシ
fruttipics-iStockこの生物はクマムシ。およそ1000種の生息が確認されており、体長はおよそ50μmから最大でも1.7mm程度。8本の足でのそのそ歩くその姿形から、その名が付けられました。さてこのクマムシ、じつは最強生物との呼び声高い生物でもあります。この小さな生物が ...
エンタメ要素の飽くなき挑戦 宇宙からの紙飛行機
宇宙からの紙飛行機。宇宙から飛ばされた紙飛行機が、ふわりふわりと地表まで降りてきたらどれだけ楽しいでしょう。以前、そんな夢のような話を実現させようとする人たちの話を紹介しました。 7月27日、何度かのミッション延期ののち、満を持して紙飛行機を乗せて打ち上げら ...
「完璧すぎるくらい完璧」な証明
2度目のタッチダウンを成功させ、「完璧すぎるくらい完璧」と言わしめたはやぶさ2。それでも、何億キロも離れたところで行われるはやぶさ2のミッションは、色々なセンサーや状態を示すテレメトリーデータを分析した結果、タッチダウン成功「だろう」とみなされたものです。 ...
「完璧すぎるくらい完璧」 はやぶさ2
Secretariat: JAXACopyright 2013 Japan Aerospace Exploration Agency. All rights reserved.「完璧すぎるくらい完璧」JAXA宇宙科学研究所、久保田孝研究総主幹の言葉です。本日、7月11日の午前10時過ぎ、かつてインパクタ運用により小惑星リュウグウの表面に人口クレータ ...
宇宙からの紙飛行機
ホルムズ海峡や日韓日中関係や悲しい事件や高齢者による事故や。毎日気分の暗くなるニュースが続きます。ここらで一つ、ロマンの話をしましょう。宇宙から紙飛行機放出へ 夏に「ホリエモンロケット」次号機5月にMOMO3号機の打ち上げを成功させたホリエモンとインターステラ ...
SCI(インパクタ)の運用 - はやぶさ2の偉業
4月5日、はやぶさ2はSCI(Small Carry-on Impactor : インパクタ)の運用に成功しました。これは、はやぶさ2から発射された弾丸(自己鍛造弾)を小惑星リュウグウに打ち込み、人造クレーターを造ることで、小惑星の内部成分を露出させ、回収することを目的にしています。何 ...
はやぶさ2タッチダウン動画
驚きの映像でした。はやぶさ2のサンプラーホーンがまさに未踏の地に接触し、破片が舞う様子。2億8千万㎞彼方の宇宙で起こった、圧倒的な事実です。はやぶさ2などの衛星のモニタリングと制御は、機体の各部に備えられたセンサーと状態を示すインジケーターなどによって「主観 ...