コンテナ不足とスペース不足、そして運賃の高騰で幕を開けた2021年も終わろうとしています。 2022年はどのような年になるのでしょうか。 少々長文になりますが私見をまとめてみました。 【北米航路】 一旦は踊り場に入ったかに見えた中米航路の運賃は2021年後 ...
カテゴリ: コンテナ
PRDフィーダーの長期休止 2022年中国春節
中国政府の発表によると、2022年の春節休みは1月31日(月)から2月6日(日)まで。 1月29日(土)と30日(日)は振替出勤日となります。 例年、この期間は香港を主な発着起点とする珠江デルタのコンテナフィーダーサービスは休止され、無計画に貨物を動かしてしまう ...
締め付けじわり 華北・華東輸入航路
中国国慶節の大型休みを前に、華北・華東航路の輸入航路のブッキングが取りづらくなってきました。中国側のプリペイドレートはスポットベースで4桁に達する航路も散見され、例年以上のマーケットの混乱が見て取れます。昨年来、中国発北米航路の運賃暴騰に起因する日本発着航 ...
市場を読む
コンテナ不足とスペース不足、乱れた本船スケジュールと運賃高騰。 日々更新される運賃と市況情報に右往左往する日々が続きます。 船社から一方的に通知される情報をお客様にお伝えし、やっとの思いでご理解いただいたところでの次の質問は、「いったいいつまで ...
中国船社勢 再度のCIC値上げへ 2021年秋
別の記事でも触れましたが、華北・華東航路でサービスを提供する中国船社勢が2021年9月出港分からの日本輸入CICの値上げを発表しました。寧波以北の港から日本の港に向けた直行航路の輸入CICは、JPY10000/TEUに変更となります。去年の8月までJPY5000/TEUだったCICは去年の9月 ...
続・コンテナ不足はいつまで続く?
3月に同様の考察を記事にしましたが、事態は大きく進展はしていません。 2021年も下半期に入り、1か月を過ぎようとしていますが、海運市況におけるコンテナ・スペース不足、運賃高騰、遅延のリスク要因は相変わらず存在し、場合によっては悪化の一途をたどっています。1.旺 ...
TPEB - 北米西岸向け市況
混乱の続くコンテナ市場。特にスペース不足が酷いのは北米向け航路ではないでしょうか。そもそも、現在日本発の北米直行航路のサービスは非常に限られています。西岸の北部(Seattle,Vancouver)でひとつ、西岸の南部(Los Angeles, Long Beach)でひとつ。東岸直行サービスは皆 ...
続「コンテナ不足問題に関する連携の促進に向けて関係者による情報共有会合を開催しました」
先日ご紹介しコンテナ不足問題に関する情報共有会合。Webで公開されているZoom会合動画を拝見しました。官民交えての公の場であることから、歯切れの悪い意見がバラバラと一方的に発せられるだけで、問題を解決したり課題を決定したりするわけではなかったですね。情報共有会 ...
「コンテナ不足問題に関する連携の促進に向けて関係者による情報共有会合を開催しました」
※経産省Webページより抜粋2021年5月7日 同時発表:経済産業省 国土交通省 農林水産省経済産業省は、農林水産省及び国土交通省と共同で、令和3年4月23日(金曜日)にコンテナ不足問題の関係者による情報共有のための会合をWEB会議形式で開催しました。本会合では、関係 ...
スエズ運河 その影響
3月下旬にスエズ運河で座礁事故を起こしたEVER GIVENは、約1週間で離礁に成功したものの、今後のコンテナマーケットにしばらく影響を与えることになりそうです。直接的な影響としては、当然1週間足止めをくったコンテナの遅延。洋上での1週間の滞船は、到着港の混雑を招き荷 ...