2022年秋に海上運賃急落のことを書きましたが、コンテナ運賃は回復する兆しを見せることなく、物量も停滞したままです。グローバル的にはニッチなマーケットとしてある程度踏みとどまっていた中日輸入航路でも、青島や大連、連雲港などの華北航路では2月ごろから急速な運賃下 ...
カテゴリ: 海上輸送
2023年の展望(つぶやき)
日本のお正月休みが明けたと思ったらもう中国の春節。 あっという間に過ぎていく2023年1月ですが、例年ほどのバタバタ感は無いと感じるのは私だけでしょうか。 昨年の夏ごろから下落を始めた運賃は、やや底打ちの様相を見せ始めているものの、どこまで掘り下 ...
ローカルチャージ値上げの波
海上運賃が大きく揺れ動く一方で、ローカルチャージの値上げがじわじわと行われています。 ここでいうローカルチャージとは、燃油やその他のファクターに左右されない固定費のことで、THCやDOC FEE などを指します。 台湾船社に続いて韓国船社が相次いでTHC ...
EEXI規制
国際海事機関(IMO)でも、製造業やそのほかの業界団体の方向性にしたがい、海上輸送で発生するCO2排出量の削減目標を掲げています。 その目標数値は、2030年までに40%、2050年までに70%を削減するというもの。 この目標達成のための具体的運用としてIMOで ...
海上運賃急落
海上運賃が急落しています。 SCFIを見るまでもなく、日本発着の北米・欧州航路、アジア航路の運賃が8月ごろから目に見えて急落しており、国慶節を前にした現時点でもマーケットが引き締まる感触は見られません。 北米向け運賃は今年の2月をピークに緩や ...
オンライン見積もりについて
船社からオンラインでの見積もりを勧められることが多くなってきました。 MAERSKやCMA-CGM, MSC, HAPAG-LLOYDのような大手グローバル船社から最近ではKMTCのようなローカル船社まで。 船社によってサービス範囲には差がありますが、スポットでの運賃見積もりか ...
2022年後半の展望
2022年も7月に入り、夏本番の様相を呈してきました。 ウクライナ情勢は終息が見えず、原油価格も2月末以降上下動を繰り返しながら高値張付きのまま、さらに数十年ぶりの円安ということでドル建て運賃を購買する日本荷主にとっては厳しい材料ばかりです。 上海ロ ...
THC値上げ 2022
2022年5月から6月にかけて、一部船社がTHCの値上げを発表しています。台湾系の船社を中心に値上げが発表され、追従する船社はまだまばらですが、今後どの程度業界への広がりを見せるのか気になるところです。料率の変更はJPY400-450/TEU程度とあまり大きな額ではありませんが ...
上海ロックダウンによる影響
3月末から始まった上海のロックダウンは既に1か月が過ぎ、今後も規制が緩和される見通しは今のところ立っておらず5月もおおむね同様の経過をたどるのではないかと考えられます。 ロックダウンにより上海市内の企業の経済活動そのものが停滞していることに加え、市内へ出入 ...
2022 北米西岸労使交渉
海運市況とサプライチェーンの稼働に大きな影響を与える北米西岸での労使交渉が始まります。この交渉は、北米西岸の港湾労働組合 ILWU (International Longshore and Warehouse Union) と、同じく西岸の港湾使用者団体 PMA (Pacific Maritime Association)との間で定期的に ...