2023年7月4日、次のような報道がありました。
(NHK)生成AIの学校での取扱い 暫定的なガイドライン公表 文科省
教育現場では特に、適切な活用と不適切な活用の区別に神経質になっているようです。
しかし、大方が予想しているように、この区別は非常にあいまいなもので、きっと規制(?)をしたところで完全にコントロールすることは難しいでしょうね。
成果物を確認しても、おそらく人間の能力では、自力で作成した文章なのか、AIが作成した文章なのか分からないと思います。
そうはいっても教育現場に無制限にAIの成果物が流入してしまうと、計算や外国語などを学ぶ意義そのものが揺らぎかねません。
文科省のガイドラインのような限定された範囲ではなく、社会的にどう向き合うかを今後しばらく考え続ける必要がありそうです。
仕事における教育を考えるとき、筆者は、仕事においてはカンニングしてでも100点を取るようにアドバイスしていました。
もちろん場合によりけりですが、顧客や業者相手の業務では「自分で時間をかけて頑張ったけど75点」が許されないこともあるからです。
AIの活用についても、例えば英文のプレゼンを作成したり統計資料を作成する際には大いに役立てればよいでしょうし、今後はツールとして必須の存在になってくると思います。
しかし忘れてはならないのは、AIは1次ソースを収集することはできませんし、また今後どのように時代が変遷したとしてもAIや社会そのものを俯瞰してコントロールする存在があるということです。
AI任せで受動的な成果物を排出する人材と、その人材をコントロールする層。
使う側と使われる側。
この二極化が進むのではないかと筆者はにらんでいます。
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