ロシア軍によるウクライナ侵攻により始まった今回の紛争状態、当初は局地的な地域紛争かとも思われましたが、ロシア対ウクライナの全面戦争、そしてウクライナを支援する国々とロシアというグローバル的な対立構造が明確になってきました。

冷戦終結後、抑止力としてしか存在していなかったはずの核戦力も、"Escalate to De-escalate"という新たな論理により局地的な戦術核の使用が現実的な可能性を以て報じられています。

日本でも、これからの時代に合わせて核戦力に関する考え方を変えていく議論がにわかに目に入るようにもなってきました。


他国との軍事的な衝突は、今までの日常がたやすく非日常に変わってしまいます。

戦後に生まれた我々にとって当たり前とされていた戦争や国防、核兵器に対する考え方が、今回の出来事をきっかけに大きく変遷する転換点にあるような気がします。