中国国慶節の大型休みを前に、華北・華東航路の輸入航路のブッキングが取りづらくなってきました。

中国側のプリペイドレートはスポットベースで4桁に達する航路も散見され、例年以上のマーケットの混乱が見て取れます。

昨年来、中国発北米航路の運賃暴騰に起因する日本発着航路の混乱も、華北・華東航路には比較的影響が少なかった印象ですが、ついに、という感じです。



さらに、揚げ地日本でのEMC(Equipment Management Charge)の導入を発表する船社もあらわれています。
(おそらく中国船社は右に倣えだと思います)

いままでアジア航路などで一部導入している船社もありましたが、華北・華東航路での中国船社による課徴は今まで例がなく、売り手市場の勢いに任せて日本側で徴収できる費用をできるだけ徴収する動きとみられます。

中国からの輸入の揚げ地費用としては、今年すでに2度のCIC(Container Imbalance Charge)の値上げが行われており、日本の調達物流にはますます負担を強いることとなる流れとなります。

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現在中国には金融不安の予兆となるニュースが流れ、さらには冬季に向かってのコロナウイルスの再流行、冬季オリンピックのための発電量抑制など不確定要素が多く存在します。

市場はめまぐるしく動き、高い運賃を払っても貨物を積めない状況が続きます。

安定した輸送サービスを提供できるのはいつになるのでしょうか・・・