昨年後半から始まった海上運賃の高騰を受け、運賃の更新と入札を先送りにしていた荷主様方も、4月や5月の切り替えを目安にポチポチと入札を開始しています。

毎年季節になるとエクセルのオバケとの果てなき戦いを繰り返すテンダーチームの人たちも、徐々に忙しくなってきたのではないでしょうか。

我々にとっても一定期間ある程度のボリュームや売り上げをもたらしてくれる大切なお仕事ですが、非常に難しいタイミングですね。

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入札案件(Bid とか Tenderとか呼びますね)は通常、船会社や航空会社に対して特定の荷主の貨物を一定期間供給する代わりに安定的で安価なレートを交渉することができます。

このようにして取得したレートは、FAK (Freight All Kind = なんにでも使える一般レート) に対して、NAC (Named Account ) と呼ばれます。


しかし、遠洋はもとよりアジア航路においても、長期安定のレートを取得するのはまだ時期的に非常に難しい状況ですね。

荷主様方にとっても、昨年の11月ごろから契約期中にも関わらず船社からの強硬値上げの憂き目にあった経験から、船社を固定せず常に安いところを探しながら浮気を繰り返したい気持ちもあるはずです。


コンテナ・スペース不足による影響はいまだ状況の改善が見られず、船社ごとに色を変えながら悪影響は広がりつつあります。

まだまだマーケットに安定が訪れるのは先のことになりそうです。