今朝、7月20日午前6時58分、UAEの火星探査機HOPEを搭載したH-IIAロケットが種子島から打ち上げられました。

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ロケットの打ち上げは成功し、探査機を火星探査の軌道に乗せるべく順調に上昇を続けています。

UAEは探査機の打ち上げに際して、欧州やアジアの様々な選択肢の中から信頼性やコストの面で日本のH-IIAロケットを選択しており、今回日本はその信頼に見事にこたえたことになります。

イーロン・マスクの火星移住論は有名ですが、UAEも2117年の実現を目指す火星移住計画を進行しており、今回の探査機打ち上げはその第一歩ともいえる重要なミッションであっただけに、UAEでも今回の打ち上げ成功のニュースは大きな喜びをもって伝えられています。






H-IIAロケットは今回で42号機となりますが、いままで一度しか打ち上げの失敗はありません。

成功率は商業ベースの標準となる95％を上回る98％にせまります。


ロケット開発の技術も目を見張りますが、かつて6号機が打ち上げを失敗した際には3000mの深海からLE-7エンジンを探し出した日本の海洋探査技術も見逃すわけにはいきません。

「3000mの上空から釣り竿で東京ドーム内の3㎝の物体を探す」と例えられたその探査は見事に期間内に対象物を発見し、その後のエンジン開発の信頼性向上に大きく貢献しました。

JAMSTECと深海調査研究船かいれいの活躍は当時Project Xにも取り上げられています。

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