7月16日に関西将棋会館で行われた棋聖戦第4局は、110手目での渡辺9段の投了により決着し、藤井7段の最年少タイトル獲得が大きく報じられました。

数々の記録を塗り替えつつ、ついにタイトルを奪取という金字塔を打ち立て、その素晴らしい功績に拍手を送りたいとおもいます。


半分ほどの年齢の挑戦者に1勝3敗でタイトルを明け渡した渡辺明9段。

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※画像はwikipediaより

午前9時に始まった対局が終わったのは19時過ぎ。

我々には想像もつかぬ集中と消耗の時間が10時間余り続いたことになりますが、なんと渡辺9段は同じ日、しかも日が変わったころの時刻に自身のブログで対局を振り返っています。


習慣にされていることなのかもしれませんが、大一番、しかも敗れ失冠を決定づけた一局の直後に、なんという気持ちの強さなのでしょうか。

内容はあくまで冷静に、客観的に、淡々と対局を振り返りながら、「負け方が想像を超えている」と藤井新棋聖の強さを率直に認める内容になっています。


渡辺9段も数々の記録を持つ元祖天才。

これからも応援したくなりました。