本日7月15日は、7(ナ)1(イ)5(コー)ということで、内航船の日!
島国日本の重要な物流インフラの一翼を担う内航船の認知をより一層すすめるため、2015年に制定されました。

陸で暮らす我々多くの一般人には、あまり内航船の存在は身近ではないかもしれません。
少々古い資料ですが、じっさい、貨物の輸送トン数の割合では、トラックがずば抜けて大きな割合を占めています。
ところが、周囲全てを海に囲まれ、縦に長い日本列島全体の貨物の輸送距離を考慮したとき(つまりトンキロ)、内航船の占める割合は40%を超えるという驚くべき統計を示していることがわかります。
普段内航船の存在を感じられなくても、我々の暮らしている住居や事務所の建材や口にしている食べ物の原料など、おそらくほとんどの物資が内航船によって運ばれているに違いありません。
離島の暮らしに限らず、日本に暮らす我々すべての生活を支える物流が内航船なのです。
一方で、船員の高齢化や人材不足は深刻な問題であり、50歳以上の船員の割合が50%に迫るとも聞きます。
我々も日本の物流の影の立役者の活躍に思いを巡らせ、感謝するとともに、航海の安全と業界が盛り上がることをお祈りしたいと思います。
私自身、生まれ育った瀬戸内海では、まだ瀬戸大橋もかからぬ時代、たくさんの貨物船と、3台も乗ればいっぱいになってしまう小さなフェリーが島々をめぐっていました。
床下から響いてくるエンジンの轟音と油のにおいが懐かしく思いだされます。
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