藤井聡太7段が2勝0敗で王手をかけた棋聖戦第3戦を戦っています。
現在17:00、終盤戦に差し掛かり、まもなく結果が見えるころでしょうか。
※午後7時を過ぎるまで繰り広げられた熱闘は、142手で藤井7段が投了し、決着となりました。
勝負の行方は7月16日関西将棋会館にて行われる第4局以降へと持ち越されることとなりました。
プロ入り(14歳2か月)、6段昇段(15歳6か月)、7段昇段15第9カ月)、タイトル挑戦(17歳10カ月20日)など、次々と最年少記録を更新し、最年少タイトル獲得に世間の注目が集まっています。
6月28日に行われた棋聖戦第2戦における藤井7段の58手目3一銀は、現在最高峰と言われるAI将棋ソフト水匠Ⅱが4億手読んでも出現せず、6億手読んで初めて最善手として登場する、などとして有名になりました。
藤井7段はAIが6億手以上読んで最善とする手をわずか23分で指すと。
しかし、AIと棋士の思考回路は根本的に異なります。
AIはほぼ闇雲に駒の動きを検討して上位にスコアが付いた手を選択しています。
棋士は、おそらくピンときたいくつかの手の先を読み、自分の勘の正しいことを検証することに時間を費やしているのではないでしょうか。
棋士をAIになぞらえて感心するのではなく、そのピンときた閃きにこそ我々は驚嘆すべきなのです。
元祖天才のこの方もこのように呟いておられました。
さすがだと思います。
コンピュータソフトが6億手読み切った所で最善手として提示される異次元の一手を、藤井聡太七段は実戦譜に置いて僅か考慮時間23分にして指したことが話題になっていますが、AIを過大評価する一方で、天才棋士の頭脳のきらめきやひらめきを、そもそも軽視しすぎの世の中ではないかと歯痒い想いがする。
— 加藤一二三@7月11日14時00分TBSテレビ爆笑ターンテーブル出演 (@hifumikato) June 29, 2020
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