2009年9月の技術実証機打ち上げから11年もの間、一度の失敗もなく国際宇宙ステーションに物資を運び続けたJAXAの宇宙ステーション補給機 HTV「こうのとり」は、2020年5月21日に種子島宇宙センターのH-IIBロケットによって打ち上げられる9号機をもって運用終了となることが発表されました。

また、自重10t、搭載貨物6tで合計16tにもなるこうのとりの打ち上げのために開発されたH-IIBロケットも今回が最終の打ち上げとなり、現在開発中のH-IIIロケットに任務を譲ることとなります。

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現在開発中のHTVの後継機 HTV-Xは、引き続き飲料水や酸素をはじめとした主要な生活物資や資材、機材を国際宇宙ステーションに運搬するだけでなく、近々建設が開始される月軌道プラットフォームゲートウェイへの物資輸送でも主力となることが想定され、より長距離・長時間の航行と運用にたえるように設計されています。


無限の可能性がひろがる宇宙開発。
これからどんなことが起こっていくのでしょう。

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