物流への影響は、すなわち経済への影響と言い換えることができます。


我々物流業者が直面しているコロナウイルスによる影響、それは中国物流の停滞という形に現れています。

輸出入の海上、航空輸送、そしてその物流に付随する通関と国内輸送は、1月末の中国春節からほぼ止まったままになっています。


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耳に入ってくる情報は次のような感じでしょうか。


・休日は終わったが、地方に帰った労働者が戻ってこれないので工場が稼働しない。

・荷物はあってもトラックの運転手がいない。

・省をまたいで移動した者は2週間隔離されたのちでないと自由に行動できない。

・引き取り出来ていない中国の港のコンテナは、デマレージは減免されるがそれでも引き取るドライバーがいない。

・船は通常通り動いていても発着貨物があまりにも少ないために船会社は運行を絞っている。インフラが回復していないわけではない。

・ビルへの入館時には体温測定、マスク着用でないと外出禁止の区域がある、催し物どころか社内の会議も禁止。


日本でも国会やらYoutubeやらFacebookやらで騒いでいますが、経済活動への影響は深刻です。

クルーズ船の最前線で戦っている人たちの意見をケーススタディに、もっと世界に感染防止策の先駆たる姿を発信してもよいのではないでしょうか。

そして、一刻も早く物流が回復することを祈ります。



クルーズ船から降りた人たち、お疲れ様とは思いますが、2週間の隔離は不要なのでしょうか。

海外に向けて日本から帰国した人は隔離期間を経ないと帰れないとか。


日本人だから家に帰ってもいいって、いいのかな。