オリオン座の一等星、ベテルギウスに異変が見られます。




この数カ月、急激にその明るさを失っているそうです。

私の大好きな国立天文台の渡部潤一先生も、自身のツイッターでこのことにふれておられます。




ベテルギウスはオリオン座の右肩にあたる部分で赤く輝く一等星で、地球からの距離は約700光年。

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星の寿命の終焉に近いとされる赤色巨星で、その直径は太陽系に当てはめると木星の軌道くらいの大きさと言われています。


いま見えているベテルギウスの姿は約700年前の光なわけですから、もしかするともうすでにベテルギウスは遥か彼方で消え去っているかもしれないわけですが、われわれがそれを現象としてとらえることができるのは近い未来なのかもしれません。


地球に直接影響があるわけではありませんが、もしかするとその爆発の際に発せられた膨大な量の紫外線が地球を覆うオゾン層に影響するかもしれないと言われています。


以前、かに星雲の話をしたときにも述べましたが、超新星爆発が起こると数カ月間は昼間でも肉眼で見えるくらいに明るく輝き、おそらく一生の心に残る景色を世界に人々に植え付けるに違いありません。





いまから3000年以上も前に生まれたギリシャ神話で語られた勇者オリオンの物語、もしベテルギウスが消し飛んだとしたらいったいどのような話が紡がれていくのでしょうか。