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画期的なニュースです。






東京都のある中学校が入学試験の算数にスマホの持ち込みを認めるとのこと。

そして、その目的は、スマホを使用して計算や検索などを行い、問題を解くというものです。


中学入試ですから当然受験をするのは小学6年生ということになります。

また、スマホを持たない児童にはタブレットを貸し出すとあります。

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小学生のスマホなどの習熟度は平均して向上(?)していることは間違いないでしょうが、家庭によってその使用に積極的かどうかは分かれると思います。

今回のこの学校の取り組みが受験業界のなかでどのように評価され、周囲にどのような影響を与えることになるのか、見守ってみましょう。



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中学受験においてそのスキルを測ることが適切かどうかは意見が分かれるところだと思います。


しかし、スマホ一つ与えただけでその機能とインターネット内の情報をどれだけ効率的に引き出すことができるかどうかは大きな個人差があります。


PCに向かって日々仕事をしている方も多いと思いますが、いつでもGoogleやYahooが使える環境にあって、必要な情報にたどり着くことのできる早さにはその人によって驚くほどの差があるのではないでしょうか。


記号や機能を駆使するテクニカルな習熟度も必要ですが、必要な情報に最短距離で到達するための検索ワードを思いつくかどうかは、まさに経験とセンスですよね。


その意味で今回の受験がどのように評価されるかは興味津々。


しかし実のところ、真に恐るべき存在は、そのような直観的なセンスに対してちゃんと反応を返すモノをロジカルに設計した人たちだと思うのです。