今年も中国ではw11独身の日を迎えました。


アリババ創業者、ジャック・マー会長が仕掛けたECの巨大セール、一年間のIT,物流変革を経て、さらなる購買意欲を掻き立てることに成功したアリババは、今年も楽々と去年の記録を塗り替えました。


今年の11月11日、1日の取引総額は2684億元(4兆1700億円)。

昨年の記録、2150億元を超えたのは開始16時間後、夜の8時ごろとされています。

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もともと11月11日は光棍節(こうこんせつ)という記念日(?)で、1がたくさん集まった日ということで独身者(光棍)たちのための出会いイベントなどが催されていました。

とくに暦などに由来する日ではなく、現代に始まった風習とのことです。

プレゼントを贈ったりすることが多かったこの日に着目したジャックマー会長が始めた天猫でのビッグセール、その他のEC業者にも波及し、まさにこの日一日で売り上げられる商品の量は天文学的な規模に到達しています。

その凄まじさはこちら↓に詳しく記事にされています。




キャプチャ


スマホやネット環境がここまで生活に浸透した現在、ネットでの購入は非常に簡単です。


しかし、その裏では、この膨大な量の貨物を調達し、保管し、仕分けし、配送する作業が行われています。


EC戦略の成功例として毎年取り上げられるこの一大イベントですが、物流、配送網や戦略もすさまじい勢いで毎年向上しています。


筆者には、この荷物がすべてちゃんと届くことこそが脅威に思えます。