今日の朝は台風一過、交通機関の乱れはなかなかのものでしたね。
復旧にあたった関係者の方々、ありがとうございました。

予定されていた運行再開時間に遅れが生じ、列をなしていた乗客の方々の入場規制などもあり、対応に不満の声も聞かれたようでしたが、個人的には前日から計画運休を発表したのは英断だと思います。

週末ではありましたが、それだけでも翌日の対処を決めることが出来た人は結構たくさんいらっしゃったのでは。


さて、船の解体を見ましたので、今度は飛行機の解体も見ておきましょう。


キャプチャ



解体前の飛行機を集積し、作業を行う場所は、アメリカのMojaveやタイ・バンコクも有名ですが、今日はアリゾナ州のデビスモンサン(Davis-Monthan)空軍基地をご紹介します。

キャプチャ



デビスモンサン空軍基地は1925年に開設された、アメリカ空軍のれっきとした空軍基地ですが、第二次世界大戦後には退役した航空機の集積・解体場所として使用されるようになりました。

長い間野ざらしにしていても雨が少なく、空気も乾燥してるため機体の腐食が進みにくく、また地盤が硬質であるため、広大な場所を航空機の保管場所として利用するための整地や舗装作業が最低限で済んだことなどが、この場所が選ばれた理由と言われています。


実際に解体される場面は日本のテレビ番組でも紹介されたことがありますが、この動画のコメント欄にも、航空ファンたちから

「かわいそう」

「もったいない」

「1機くれ!」

と言った愛のあるメッセージが寄せられています。


リサイクルのためとはいえ、かつては大空を誇らしげに舞っていた翼が切り刻まれる様子は、衝撃的と言わざるを得ません。


世の中にはいろいろな場所があるものです。





こんな本もありました。

飛行機の墓場
荒井注入(@araichuu)
araichuu.com
2016-07-26