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DSVは8月19日、Panalpinaの買収手続きが完了したことを発表しました。

社名はDSV Panalpinaと改められ、DSVよりアサインされたCEO,CFOの管理下で、Panalpinaは完全にDSVの一部となります。


この手続きの完了を受けてFacebook上では、各国のPanalpina Officeで消えゆく伝統を惜しむパーティの様子をたくさん見ることが出来ました。

一方で、DSVではPanalpinaスタッフを仲間として歓迎する動画を公開し、かつての伝統ある競合の面々が自分たちの仲間入りし、今後ともに歩んでいく喜びをいっぱいに表現しています。




ヨーロッパの企業らしく、非常に和気あいあいと、ポジティブなイメージをお互いに表現しあっていますが、実際のところはというと、特にPanalpina側の人たちは心中穏やかではないことでしょう。


企業の吸収合併は、当然合理化のための組織改編を伴います。

既存のビジネス継続のための資産や人員は維持するとしても、とくにマネージメントクラスは組織を去る選択をせざるを得ない場合が多いのではないでしょうか。


Panalpinaはフォワーダー業界では老舗ともいえる伝統とブランド力を持った会社でした。

筆者のイメージですが、そのイメージを心の支えとして、プライドを持って働いていた人が多いように思われます。


今回の出来事をきっかけに色々な決断をする人が世界中にたくさんいることでしょう。


どのような選択であれ、ともに戦い、苦楽を共にした仲間たちの未来に幸多からんことを。



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