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本日、世耕経済産業大臣より、韓国をホワイト国より除外することが閣議決定されたことが発表されました。

テレ東によるノーカット会見はこちら。




これを受けてメディアはいろいろな報道の仕方をしています。

見出しだけでも並べてみるとなかなか面白いですね。









これらはまだ閣議決定を受けて事実を粛々と伝えているようですが、これらに関連する各方面の反応を報じた記事はどんどん荒れていきます。

なかには他社の報道の美味しいところだけをつまみ食いして自社の記事にしたのではないかというような、あまりにも局所的な論点での記事も見受けられるように思います。



こちらの賢明な読者さんたち、とくに輸出を取り扱ったり通関をしている方々は、世耕大臣の発表の内容が、いったい政府として何を問題にしており、今後注意すべき点はどこなのかはよくわかると思います。



頑張って動画から該当部分を文字に起こしました。
ぜひ一読いただき、各報道の内容と見比べてみてください。
なお、公式会見の内容は約2分で、残り時間は質疑応答となっています。
輸出貿易管理を知らない人たちが日韓関係を煽りたいだけのような質問がたくさんありますね。
また、メディアの記事は公式会見よりはこのような質疑応答の内容がよりハイライトされて書かれていることもよくわかります。


=== 以下 世耕大臣の会見より ===

おはようございます。
初めに私から2点申し上げたいと思います。
まず1点目ですが、本日の閣議におきまして、輸出貿易管理令の改正が決定されました。
7月1日に発表しておりました通り、別表第3の国から、アジアで唯一の該当国でありました韓国が除外されることになります。
この後7日に公布し、28日に施行されます。
これによりまして、韓国向け輸州などについて一般包括許可が適用できなくなるとともに、キャッチオール規制の対象となります。
経産省としては、輸出管理当局として厳格な審査に努めてまいりたいと思います。
なお、輸出管理内部規定を作成するなど、適切に儒資管理が行われていると確認された企業を対象とする特別一般包括許可の適用は従来通り可能であります。
また、7月4日以降、韓国向け輸出などについて個別許可を求めることとしておりましたフッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の3品目につきましては、厳格な輸出審査を経たうえで、正当な民間取引であると確認できたものは今後許可をしていくことになるわけでありますが、3品目に限らず、迂回輸出や目的外転用などには厳正に対処してまいりたいと思っております。
そもそも輸出先や許可の種別に関わらず、輸出する企業による自主管理が何よりも重要であります。
輸出企業に対して、改めて最終需要者や最終用途などの確認に万全を期するよう求めてまいりたいと思います。
詳細については後程事務方から説明をさせます。
(以下省略)