今夜、出張帰りに飛行機に乗っていますと、月がキレイに見えていました。
月齢13、いい感じにクレーターのでこぼこが月のふちに見えています。

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地球の衛星であり、人類史の古来から文化や信仰にも数多く登場する月。
あまりに身近な存在でありながら、常識では考えられないことがたくさんあると言われています。

今日はそのいくつかをご紹介します。


◆月の公転と自転の周期が一致しているため、地球には常に同じ方向を向けている。

月の裏側には宇宙人の基地がある、などというトンデモ説の由来になっている事実です。
しかしながら、自転と公転の周期が一致するという物理的根拠はなにもなく、かといって偶然というにはあまりにも説明のつかない事実です。


◆地球の直径に対して約1/4というその直径は、母天体と衛星の関係としてはあまりにも大きすぎる。

地球の直径は12756㎞、月の直径は3474㎞です。
通常、ほかの天体の場合、衛星の直径は母天体に対して数千分の一が平均とされています。


◆地球から見た太陽と月の大きさがほぼ同じ。

月の直径3474㎞に対して、太陽の直径は1392000㎞(約400倍)。
地球から月までの距離は40万㎞に対して太陽までは1億5千万㎞(約400倍弱)。
これが、事実を基にした、同じ大きさに見える理由の説明です。

しかし、こうなるための物理的根拠はなにもなく、ただの偶然です。
偶然というにはあまりにも・・・


◆クレーターの深さが均一。

月には大小さまざまなクレーターが存在します。
しかし、直径300㎞のクレーターも直径1500㎞のクレーターも、深さはだいたい6㎞くらいです。
月の表面の成分や内部構造にその原因があるとされていますが・・・


◆月がどうやってできたのかは解明されていない。

太陽系が出来た時にいっしょにできた。
地球から分離した。
地球が出来たあと、ほかの星と衝突して飛び散ったカケラが集まって月になった。
宇宙から飛んできた月が地球の重力に捕まった。

いろいろな説がありますがどれも決め手に欠けるようです。
月の石を分析すると地球が出来たころよりも古い成分が含まれているという説もあるようで・・・


◆地球上の生物が受ける影響が大きい。

潮汐の影響のみならず、満月の夜に産卵する動物やサンゴなどの報告もあります。
明るさの影響だけでなく、なにか不思議な力が働くんでしょうか。
あの有名な彼も大猿になって破壊活動を始めるので、師匠であるかの仙人が波動を使って月を破壊してしまいましたね。
月がなくなると生物にはどのような影響がでるのでしょうか。


そこに当たり前に存在するものでも、ふと理由を考えてみると謎だらけなことはたくさんありますね。
それにしても寒いです。
外を眺めるときは暖かくしましょうね。