昨日は航空貨物のULDについてお話しました。
Unit Load Deviceとは航空輸送上の荷役や管理を簡潔にするためのまとめの単位。
1000個の貨物を運ぶとしても、100個ずつULDにきちんと乗せてしまえば、航空会社は10個の荷物を管理すればよいことになります。
海上輸送のULDともいうべき存在がコンテナです。
いろんな船会社のマークの入った長~いコンテナを引っ張ったドレージ車両が街を走っているのを皆さんも見かけたことがあると思います。
海上コンテナを街で見かけることはあっても、航空コンテナやULDパレットを見かけることはほとんどありません。
これは、コンテナが本来、船舶、車両、そして鉄道というインターモーダル輸送の利便のために発展を遂げてきたことに由来します。
つまり、お客様のドアからドア(実際には倉庫や工場ですが)までの輸送に使用されてこそ、コンテナ輸送の真価が発揮されていると言えます。
しかし、道を走るコンテナはとても長く大きい物。
このコンテナを自力でいっぱいにしないと、コンテナ輸送をするだけのコストメリットが享受できません。
いったいどのくらい大きいのでしょうか。
一般的に海上コンテナの企画はISOにより定められ、ほとんどが20ftの長さと40ftの長さのものに大別されます。
よく見かける箱のような形のドライコンテナ(田舎に行くと昔はカラオケボックスが中古コンテナの再利用だったりしました)、保冷機能のあるリーファーコンテナ、長尺物や大型クレーンで積みつける必要のある重量貨物のためのオープントップコンテナ、フラットラックコンテナなどがあります。
最も多く使われているのは20ftドライコンテナ、40ftドライコンテナであり、高さが8'6''のものと9'6''のハイキューブコンテナがあります。
ULDパレットのハチハチ、クンロクに対抗(?)して、40ftドライコンテナでも業界人はハチロク、クンロクなどと呼んでいます。
その40ftクンロク、搭載できる貨物量はと言えば・・

Max. GR. 30480KG / TARE 3890 KG
ということは、重量だけで約27トン、そして容積で76.4M3の貨物を積載することができます。
中に入ってみると分かりますが、長さ12メートルの真っ暗なトンネルを突き当りまで進んで振り返ると、出口の明かりははるか遠くです。
トラックと違い、ガントリークレーンで吊り上げられて船に積まれるコンテナに、明かりなどありません。
そして恐るべきは、そのコンテナを輸送するコンテナ船の輸送能力。
いま世界最大級と言われるコンテナ船は、20000TEU, つまり、20フィートコンテナを2万本積載することができます。
全長400m 全幅60m 最大積載重量 19万トン
もうね。
化け物です。
このようなコンテナ船は例えばアジアからヨーロッパであれば、いくつかの港に寄港して積み降ろしをしながら約1か月くらいかけて航海します。
日数はもちろんかかりますが、航空輸送と比較したメリットは安価な運賃と大量一括輸送に向いているということでしょう。
海上輸送と航空輸送、どちらがお得なのかはお客様の荷物によって様々です。
物流マンとしては様々なメリットやリスクを想定し、柔軟に最適な輸送手段を提供したいものですね。
Unit Load Deviceとは航空輸送上の荷役や管理を簡潔にするためのまとめの単位。
1000個の貨物を運ぶとしても、100個ずつULDにきちんと乗せてしまえば、航空会社は10個の荷物を管理すればよいことになります。
海上輸送のULDともいうべき存在がコンテナです。
いろんな船会社のマークの入った長~いコンテナを引っ張ったドレージ車両が街を走っているのを皆さんも見かけたことがあると思います。
海上コンテナを街で見かけることはあっても、航空コンテナやULDパレットを見かけることはほとんどありません。
これは、コンテナが本来、船舶、車両、そして鉄道というインターモーダル輸送の利便のために発展を遂げてきたことに由来します。
つまり、お客様のドアからドア(実際には倉庫や工場ですが)までの輸送に使用されてこそ、コンテナ輸送の真価が発揮されていると言えます。
しかし、道を走るコンテナはとても長く大きい物。
このコンテナを自力でいっぱいにしないと、コンテナ輸送をするだけのコストメリットが享受できません。
いったいどのくらい大きいのでしょうか。
一般的に海上コンテナの企画はISOにより定められ、ほとんどが20ftの長さと40ftの長さのものに大別されます。
よく見かける箱のような形のドライコンテナ(田舎に行くと昔はカラオケボックスが中古コンテナの再利用だったりしました)、保冷機能のあるリーファーコンテナ、長尺物や大型クレーンで積みつける必要のある重量貨物のためのオープントップコンテナ、フラットラックコンテナなどがあります。
最も多く使われているのは20ftドライコンテナ、40ftドライコンテナであり、高さが8'6''のものと9'6''のハイキューブコンテナがあります。
ULDパレットのハチハチ、クンロクに対抗(?)して、40ftドライコンテナでも業界人はハチロク、クンロクなどと呼んでいます。
その40ftクンロク、搭載できる貨物量はと言えば・・

Max. GR. 30480KG / TARE 3890 KG
ということは、重量だけで約27トン、そして容積で76.4M3の貨物を積載することができます。
中に入ってみると分かりますが、長さ12メートルの真っ暗なトンネルを突き当りまで進んで振り返ると、出口の明かりははるか遠くです。
トラックと違い、ガントリークレーンで吊り上げられて船に積まれるコンテナに、明かりなどありません。
そして恐るべきは、そのコンテナを輸送するコンテナ船の輸送能力。
いま世界最大級と言われるコンテナ船は、20000TEU, つまり、20フィートコンテナを2万本積載することができます。
全長400m 全幅60m 最大積載重量 19万トン
もうね。
化け物です。
このようなコンテナ船は例えばアジアからヨーロッパであれば、いくつかの港に寄港して積み降ろしをしながら約1か月くらいかけて航海します。
日数はもちろんかかりますが、航空輸送と比較したメリットは安価な運賃と大量一括輸送に向いているということでしょう。
海上輸送と航空輸送、どちらがお得なのかはお客様の荷物によって様々です。
物流マンとしては様々なメリットやリスクを想定し、柔軟に最適な輸送手段を提供したいものですね。
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