混乱の続くコンテナ市場。特にスペース不足が酷いのは北米向け航路ではないでしょうか。そもそも、現在日本発の北米直行航路のサービスは非常に限られています。西岸の北部(Seattle,Vancouver)でひとつ、西岸の南部(Los Angeles, Long Beach)でひとつ。東岸直行サービスは皆 ...
インフラビジネスとプロダクトビジネス
空コンテナやスペース不足による海運市況の混乱は収まる様子もなく、我々フォワーダーは、荷主様の怒りや落胆と船会社のテンプレ的な回答に板挟みとなり、苦しい日々が続いています。特に北米向け輸出の状況は酷いもので、年度替わりに締結されたBCOのSCと大手NVOCCのNAC契約 ...
続「コンテナ不足問題に関する連携の促進に向けて関係者による情報共有会合を開催しました」
先日ご紹介しコンテナ不足問題に関する情報共有会合。Webで公開されているZoom会合動画を拝見しました。官民交えての公の場であることから、歯切れの悪い意見がバラバラと一方的に発せられるだけで、問題を解決したり課題を決定したりするわけではなかったですね。情報共有会 ...
「コンテナ不足問題に関する連携の促進に向けて関係者による情報共有会合を開催しました」
※経産省Webページより抜粋2021年5月7日 同時発表:経済産業省 国土交通省 農林水産省経済産業省は、農林水産省及び国土交通省と共同で、令和3年4月23日(金曜日)にコンテナ不足問題の関係者による情報共有のための会合をWEB会議形式で開催しました。本会合では、関係 ...
スエズ運河 その影響
3月下旬にスエズ運河で座礁事故を起こしたEVER GIVENは、約1週間で離礁に成功したものの、今後のコンテナマーケットにしばらく影響を与えることになりそうです。直接的な影響としては、当然1週間足止めをくったコンテナの遅延。洋上での1週間の滞船は、到着港の混雑を招き荷 ...
キール運河
EVER GIVENの座礁事故により一時はヒヤリとさせられた海運業界でしたが、無事に離礁に成功し、混雑の解消には数日かかるものの徐々にスエズ運河の交通は平常に戻りつつあります。(2021年3月31日時点)さて、スエズ運河、パナマ運河と並び世界3大運河のひとつとして数えられる ...
コンテナ不足はいつまで続く?
航路によっては若干コンテナの入手も容易になってきており、運賃も緩やかな下落基調となってきました。それでも、アジアの一部ではまだまだコンテナの確保が難しく(タイ、ベトナム、インドネシアなど)、日本発の輸出もスペース状況が厳しいことには変わりありません。いっ ...
華北・華東航路でのチャージ上昇 2021年春
北米・アジア航路の市況が混乱するなか、比較的安定していた中国船社による華北・華東からの中日航路ですが、このたび相次いでCICとLSSの値上げがアナウンスされました。4月からの料率は、【LSS】連雲港と連雲港以北航路(青島、大連、新港など)JPY 4500 / JPY 9000 ⇒ JPY 7 ...
FFM1番艦「もがみ」進水
3月3日、長崎の三菱重工業長崎造船所で、海上自衛隊の新型護衛艦もがみ型の1番艦となる「もがみ」が進水式を迎えました。船体をコンパクト化して価格を抑え、省人化を実現したこの護衛艦は、フリゲート艦を示す”FF"と"Multipurpose(多用途)”を組み合わせたFFMという、海上 ...
入札
昨年後半から始まった海上運賃の高騰を受け、運賃の更新と入札を先送りにしていた荷主様方も、4月や5月の切り替えを目安にポチポチと入札を開始しています。毎年季節になるとエクセルのオバケとの果てなき戦いを繰り返すテンダーチームの人たちも、徐々に忙しくなってきたの ...