NACCSの包装種類コードを数えてみました。毎日目にするCT(Carton)や PP(Pallet) から天然ガスや石油用のVG,VLまで、全部で75種類もありました。普段業務に携わっていても、実際に目にすることのできる梱包はそのうちの1割くらいでしょう。しかし、一般的な梱包形態においても ...
パレットのこと
地味な話題が続きます。今日はパレットについて調べてみます。物流の現場で必ずと言ってよいほど目にするパレット。調べてみると、パレットが物流の現場で活躍するようになったのは意外と(?)最近のことで、第二次世界大戦後、フォークリフトの普及と足並みをそろえながら ...
築地市場とマグロ
10月6日、83年の長きにわたり首都圏の食を支えてきた築地市場が閉場しました。10月7日から4日間の休場期間にそれぞれの店舗は引っ越しを済ませ、10月11日からの豊洲市場開場に備えます。いろいろな問題が提起された移転ではありましたが、すでに決定されたこと。業者さんたち ...
段ボールのこと
段ボールとは、波状に加工した紙の上下をライナーと呼ばれる平らな紙で挟んだ板のこと。そして、段ボールで作られた箱のことを段ボール箱と言います。段ボールが生まれたのは19世紀のイギリス。当時は梱包のためではなく、紳士がかぶるシルクハットの内側で帽子の形を保った ...
稀代の名機 ダグラスDC-3
以前、航空輸送史において重要な位置を占めるDC-3について少しだけ触れました。今日はこのDC-3について、もう少し深堀りを進めてみようと思います。1930年代、北米の大陸横断航路で使用されていた主力の機体は、ダグラスエアクラフト社のDC-2でした。DC-2は、当時としては多 ...
半量修正
半量修正という言葉をご存知でしょうか。もともとはどうやら日本海軍の射撃で使われた言葉らしく、目標に対して偏差のある弾着をどのようにして修正していくかの理論、もしくは心得を表しています。現在でも、航空機や船舶、場合によっては自動車を運転する場合などの舵の切 ...
鉄道輸送 - SLB
古来、東アジアとヨーロッパ・北アフリカを結ぶ東西交易路は、草原の道、オアシスの道、そして海の道を総称して、シルクロードと呼ばれてきました。そして、中国の四大発明である紙、印刷術、羅針盤、火薬などはこのシルクロードを通う人々によって中央アジアからヨーロッパ ...
関西空港のこと - 国慶節
中国は10月1日の国慶節を迎え、冬の春節と並ぶ秋の大型連休に入りました。これを機会に、というわけではないのでしょうが、関西空港での輸出貨物取り扱いがさらに回復しつつあります。関西空港貨物地区のなかでも浸水の被害が大きかったとされるSPJさん、フライト再開は早か ...
北極海航路 - 現代のフロンティア
パナマ運河とスエズ運河、そしてドイツのユトランド半島の根元で北海とバルト海を短絡するキール運河(北海バルト海運河)を合わせて世界の三大運河と呼びます。どの運河も海上交通の要衝として海上交通と世界経済の発展とともに開発され、商業面のみならず軍事面においても ...
スエズ運河
1914年に完成したパナマ運河に対して、スエズ運河の歴史は1869年にまでさかのぼります。太平洋のフロンティアとして人々に熱望されて開発されたパナマ運河に比べ、スエズ運河の系譜は、時代ごとの列強諸国の利権争いに翻弄された、決して穏やかとは言えないものでした。かつ ...