先日、ケミカルメーカーの調達担当をしている古い知り合いと話してきました。 彼はもともと国際物流業界で働いており、その経験を買われてメーカーの調達担当として数年前に転職したという経緯があります。 かつて物流会社の営業担当だった彼は当然我々の業界の ...
二極化の時代? 中国発北米向け貨物の減少について
中国発北米向け貨物が減少しています。 アメリカでの金利上昇やインフレによる消費意欲の低下などが要因となり、2022年5月をピークとして北米向けの貨物量全体は徐々に低下しつつあります。 しかし特記すべきは、アジア発北米向けの中で中国発貨物の占める割 ...
2022年 独身の日
毎年記録を塗り替え続けてきた中国の「独身の日」セール。中国での爆買いECを象徴するイベントで、期間中の売り上げは10兆円を超える大イベントですが、今年は取引総額が公表されませんでした。取引額が非公開となった理由は明らかではありませんが、習近平政権が掲げる「 ...
ローカルチャージ値上げの波
海上運賃が大きく揺れ動く一方で、ローカルチャージの値上げがじわじわと行われています。 ここでいうローカルチャージとは、燃油やその他のファクターに左右されない固定費のことで、THCやDOC FEE などを指します。 台湾船社に続いて韓国船社が相次いでTHC ...
EEXI規制
国際海事機関(IMO)でも、製造業やそのほかの業界団体の方向性にしたがい、海上輸送で発生するCO2排出量の削減目標を掲げています。 その目標数値は、2030年までに40%、2050年までに70%を削減するというもの。 この目標達成のための具体的運用としてIMOで ...
OOCLが秋田・新潟港サービスを開始
独自のフィーダー船サービスにより日本のローカルポートをカバーするOOCL。 神戸港を起点とした敦賀・舞鶴・境港サービスに引き続き、このたび11月中旬より秋田・新潟港のサービスを開始することが発表されました。 この2年の海上輸送混乱のなか、コスト増や韓国 ...
海上運賃急落
海上運賃が急落しています。 SCFIを見るまでもなく、日本発着の北米・欧州航路、アジア航路の運賃が8月ごろから目に見えて急落しており、国慶節を前にした現時点でもマーケットが引き締まる感触は見られません。 北米向け運賃は今年の2月をピークに緩や ...
オンライン見積もりについて
船社からオンラインでの見積もりを勧められることが多くなってきました。 MAERSKやCMA-CGM, MSC, HAPAG-LLOYDのような大手グローバル船社から最近ではKMTCのようなローカル船社まで。 船社によってサービス範囲には差がありますが、スポットでの運賃見積もりか ...
2022年後半の展望
2022年も7月に入り、夏本番の様相を呈してきました。 ウクライナ情勢は終息が見えず、原油価格も2月末以降上下動を繰り返しながら高値張付きのまま、さらに数十年ぶりの円安ということでドル建て運賃を購買する日本荷主にとっては厳しい材料ばかりです。 上海ロ ...
ロシア向け輸出禁止措置
いまでも時々ロシア向けの貨物輸出についてお問合せを頂くことがあります。 日本とロシアの国交が断絶しているわけではありませんし、輸送ルートもいくつか残されている状況ではありますが、このような世界情勢のもと、どんなものをいくらでも輸出できるわけではない ...