海上運賃が急落しています。 SCFIを見るまでもなく、日本発着の北米・欧州航路、アジア航路の運賃が8月ごろから目に見えて急落しており、国慶節を前にした現時点でもマーケットが引き締まる感触は見られません。 北米向け運賃は今年の2月をピークに緩や ...
オンライン見積もりについて
船社からオンラインでの見積もりを勧められることが多くなってきました。 MAERSKやCMA-CGM, MSC, HAPAG-LLOYDのような大手グローバル船社から最近ではKMTCのようなローカル船社まで。 船社によってサービス範囲には差がありますが、スポットでの運賃見積もりか ...
2022年後半の展望
2022年も7月に入り、夏本番の様相を呈してきました。 ウクライナ情勢は終息が見えず、原油価格も2月末以降上下動を繰り返しながら高値張付きのまま、さらに数十年ぶりの円安ということでドル建て運賃を購買する日本荷主にとっては厳しい材料ばかりです。 上海ロ ...
ロシア向け輸出禁止措置
いまでも時々ロシア向けの貨物輸出についてお問合せを頂くことがあります。 日本とロシアの国交が断絶しているわけではありませんし、輸送ルートもいくつか残されている状況ではありますが、このような世界情勢のもと、どんなものをいくらでも輸出できるわけではない ...
ロシアの飛び地 カリーニングラード
ひとつの国の領土の一部が地理的に分離していることを「飛び地」と言います。 世界各地にはイギリス領ジブラルタルなど有名な飛び地が散在しますが、今から紹介するロシア領カリーニングラードもそのひとつです。 バルト海に面し、ポーランドとリトアニアに ...
非人道兵器
最近テレビなどで、「非人道兵器」という言葉を聞くことがあります。非人道兵器とはいったいどういったものなのでしょうか。技術の発展とともに人類は様々な兵器を発明してきましたが、威力が過剰であったり残酷な被害をもたらす可能性のある兵器の使用の規制は19世紀の後半 ...
在宅勤務と事務所出社
東京で初めて緊急事態宣言が発令されたのは2020年4月7日。首都圏をはじめとする都市部では、これの発令をきっかけに在宅勤務に移行した会社も多かったのではないでしょうか。 あれから2年。最近の朝の出勤の電車の様子を見ると、人の動きはかなり多くなってきました。待ちゆ ...
THC値上げ 2022
2022年5月から6月にかけて、一部船社がTHCの値上げを発表しています。台湾系の船社を中心に値上げが発表され、追従する船社はまだまばらですが、今後どの程度業界への広がりを見せるのか気になるところです。料率の変更はJPY400-450/TEU程度とあまり大きな額ではありませんが ...
上海ロックダウンによる影響
3月末から始まった上海のロックダウンは既に1か月が過ぎ、今後も規制が緩和される見通しは今のところ立っておらず5月もおおむね同様の経過をたどるのではないかと考えられます。 ロックダウンにより上海市内の企業の経済活動そのものが停滞していることに加え、市内へ出入 ...
物流業界の2024年問題
2019年、働き方改革関連法案の施行により、労働者の時間外労働時間に上限が設定されました。人材不足と長時間労働を慢性的な問題として抱える運送業界に対しては、2024年3月31日までは自動車運転業務の上限規制適用は猶予されていましたが、2024年4月1日からは年間の時間外労 ...