物流の24年問題。 物流関係者としてのアンテナを張っているせいかもしれませんが、この言葉を目にしない日は無くなってきました。 業界紙から一般紙、テレビやネットニュースまでいろいろな形で報じているこの問題。 「運べなくなるかもしれない」「届かな ...
低迷するコンテナ海運市況 2023年春
2022年秋に海上運賃急落のことを書きましたが、コンテナ運賃は回復する兆しを見せることなく、物量も停滞したままです。グローバル的にはニッチなマーケットとしてある程度踏みとどまっていた中日輸入航路でも、青島や大連、連雲港などの華北航路では2月ごろから急速な運賃下 ...
音速
音速とは、音の伝わる速さのこと。 液体や固体を伝わる音の速さも広い意味では音速ですが、一般的に我々にとっての音速とは空気中を伝わる音の速さを指し、その単位はマッハ(mach)で表されます。 ほとんど感覚的には無限とも言える光の速さとは対照的に、音速 ...
白い気球
2023年2月、白い気球が世間を騒がせています。 アメリカ南東部、サウスカロライナ州上空に現れた気球は軍事的な脅威として2月4日に大西洋上で撃墜され、回収された残骸から情報収集や通信の機能を有する部品が確認されました。 さらにアラスカでも気球が発見され ...
2023年の展望(つぶやき)
日本のお正月休みが明けたと思ったらもう中国の春節。 あっという間に過ぎていく2023年1月ですが、例年ほどのバタバタ感は無いと感じるのは私だけでしょうか。 昨年の夏ごろから下落を始めた運賃は、やや底打ちの様相を見せ始めているものの、どこまで掘り下 ...
外患誘致罪 ~必ず死刑になる犯罪~
刑法には様々な罪がされており、それぞれに刑罰が規定されています。法務省の情報によると、死刑が法定刑に定められた罪は18種類ありますが、その刑罰の規定の多くは死刑を含んだある程度の範囲の刑罰が規定されており、裁判などによって酌量の余地が設けられています。(例: ...
荷主の意識と物流業者の意識
先日、ケミカルメーカーの調達担当をしている古い知り合いと話してきました。 彼はもともと国際物流業界で働いており、その経験を買われてメーカーの調達担当として数年前に転職したという経緯があります。 かつて物流会社の営業担当だった彼は当然我々の業界の ...
二極化の時代? 中国発北米向け貨物の減少について
中国発北米向け貨物が減少しています。 アメリカでの金利上昇やインフレによる消費意欲の低下などが要因となり、2022年5月をピークとして北米向けの貨物量全体は徐々に低下しつつあります。 しかし特記すべきは、アジア発北米向けの中で中国発貨物の占める割 ...
2022年 独身の日
毎年記録を塗り替え続けてきた中国の「独身の日」セール。中国での爆買いECを象徴するイベントで、期間中の売り上げは10兆円を超える大イベントですが、今年は取引総額が公表されませんでした。取引額が非公開となった理由は明らかではありませんが、習近平政権が掲げる「 ...
ローカルチャージ値上げの波
海上運賃が大きく揺れ動く一方で、ローカルチャージの値上げがじわじわと行われています。 ここでいうローカルチャージとは、燃油やその他のファクターに左右されない固定費のことで、THCやDOC FEE などを指します。 台湾船社に続いて韓国船社が相次いでTHC ...