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イスラエルのネタニヤフ大統領は9月15日、アメリカのワシントンでUAEとバーレーンとの国交正常化合意文書に署名しました。

8月14日に電撃的な報道がなされたのち、バーレーンも加わり正式に書面にて合意がなされ、今後の人の行き来や経済、安全保障の面で連携が図られていくことになります。


今回の合意は、アラブ人とユダヤ人に共通する始祖の名前になぞらえ、アブラハム合意(Abraham Accord)と名付けられています。

今後もアラブ諸国には同様の動きが広まっていくとみられ、長らく続いた中東の緊張状態の緩和に向けた大きな一歩と評価されています。


トランプ大統領の功績を称える報道もあるようですが、本来の意味合いではアラブ諸国が自国の国益と安全保障のためにイスラエルに寄り添う道を選択し、トランプ大統領は合意のテーブルを用意することで華を持たさせたという見方もあるようです。


平和的で華やかなセレモニーの裏で、イランやトルコ、パレスチナでの軍事的緊張がますます高まる危険性をはらんでいることも忘れてはなりません。