九州とほぼ同じ面積の島国で人口約2400万人、国交は断絶したままの状態でありながら日本との貿易取引額はアメリカ、中国や韓国と並んで常にベスト5入りの国、台湾。

歴史を紐解けば日本が領有していた2次大戦の時代から中華民国による統治時代を経て、1996年からの李登輝総統時代に急速に民主化を進め、中国との繊細な関係下に置かれながら日本とは文化的にも経済的にも密接な関係のある国です。

我々の業界でも、CI,BR,ITやEvergreen, Wanhai, Yang Ming, TS LINESなど、航空、海上輸送ともに非常になじみ深いキャリアを擁する国でもあります。


4月14日、台湾の有志たちによってニューヨークタイムズに、とある広告が掲載されました。


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蔡英文総統の指揮のもと、正しい情報の運用と的確な指示により新型コロナウイルスの蔓延を抑え込んだことは欧米でも高く評価されており、また若きIT担当大臣によるマスク配布アプリの開発と運用など、政治的活動のフットワークが非常に軽いことでも最近有名になりました。

このIT担当大臣、オードリー・タン氏は、今回の新型コロナウイルス対策に関連するオープンソースプラットフォームの開発にも実名で登場し、日本のネット民にも広く知られることとなりました。

2020-05-15 10_39_32-Coronavirus COVID-19 (2019-nCoV)



5月18日からWHOの年次総会が開催されますが、現在のところWHOからの出席依頼が届いていないことを台湾は公式に表明しています。

中国への忖度とも受け取れる発言やその迷走っぷりで名を知られることとなったテドロス事務局長率いるWHOですが、残念ながら、台湾をオブザーバーとして出席させるべき、とのアメリカや日本の主張を聞き入れる姿勢をいまのところ見せていないようです。




新型コロナウイルスとの共存の道を探ることは、いまやすべての人類の課題と言っても過言ではありません。

国と国との利害よりも、国境を越えた人類存続のための知恵の結集を訴えかける冒頭の台湾からのメッセージ。

感謝を忘れず、利己心なく自らの力を役立てたいと願う気持ちは我々日本人にとってもなじみの深い気質ではないでしょうか。

台湾の人々の気持ちがそれを必要としている少しでも多くの人に届くことを願っています。