ウイルスとは生物の細胞を利用して増殖するちいさな構造体のことで、ウイルス自身は細胞を持たず単体で増殖もしないので、生物ではないとも解釈されます。

かつて光学顕微鏡の発明によって細菌が発見された時代には、まだその存在が確認されておらず、人々を悩ませた未知の病原体でした。

いまでもウイルスによる疾患はほとんどの場合ウイルスを退治するという治療は意味をなしません。

生き物でないものを殺すことはできないということになるでしょうか。


その治療は対症療法が主な手段となり、ワクチンなどによって体に抗体を作ったり、体自体の抵抗力を高めるため普段からの生活習慣が重要ということになります。

※ちなみに、抗生物質が効くのは細菌による疾患だけです。症状が治まるようなこともありませんので、まるで万能薬のようにお医者さんに抗生物質をねだるのは止めましょう。
プラシーボ効果しか期待できません。


コロナウイルスの蔓延に関する様々なニュースが世にあふれはじめています。

SNSだけでなく新聞やテレビも騒ぎを煽るような情報発信が繰り返され、街中のマスクは品切れに、メルカリでは何倍もの値段で転売され。


冷静に対処しましょう。





医療関係者の方が作成されたスライドです。

中には専門的な指示事項なども含まれていますが、我々が知っておくべき情報もあります。

◆症状だけでは判別は困難

◆死亡例のほとんどは高齢者か基礎疾患のある方

◆基本再生数(感染力)、致死率ともにインフルエンザより高く風疹より低い

◆潜伏期間は2~14日で、検疫強化による封じ込めは困難

◆主な感染経路は接触感染と飛沫感染 → 手指衛生と咳エチケットが重要

◆国内流行が起こるようになったら武漢滞在歴の有無は無意味

◆基本は風邪・インフルエンザ対策と同じ

◆発症から1週間程度で症状が悪化することが多い

など。


決して楽観視せず、それでいて最低限確実な情報が含まれています。


確かな知識は無駄なエネルギーの消費を抑制します。

国内流行は起こるものと腹をくくり、感染拡大に個人の最大限の努力が払えるよう注意しましょう。

たとえ中国国内発表の数字だとしても、もうその勢いは疑うまでもありません。


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