2019年8月30日、クリミアのアマチュア天文家 Gennady Borisovはカシオペヤ座のほうから飛来する、とある彗星を発見しました。


キャプチャ



もともとgb00234と呼ばれていたこの彗星は、その後の詳細な観測により、その軌道が太陽の重力圏にとらわれない双曲線軌道を描いていることが判明し、どうやら太陽系の外から飛来し、再び太陽系の外に飛び去って行くものと予想されています。


通称ボリゾフ彗星、C/2019 Q4(Bolisov) と名付けられたこの彗星は、2017年10月に発見されたオウムアムアに続いて観測史上2番目の恒星間天体であり、いずれも何億年もかかってこの地球上に飛来した彗星であることに違いありませんが、今回のボリゾフ彗星はオウムアムアと比較して約6倍も明るく、また発見も早かったため、これから迎える2019年12月30日の近日点を経て、約半年も太陽系内で観測することが出来ると考えられています。


すでにスペクトル分析が行われ、太陽系内の天体とその組成に大きな違いがないことが分かっているようですが、それでもこの宇宙の遥か彼方からの来訪者に広い宇宙に無限に広がるロマンを感じる人が世界中にたくさんいます。


この件を調べていて出てきたGB00234という同じ名前のスニーカーもなんだか無限の宇宙を彷彿とさせるデザインに見えてきました。