香港の行政長官キャリー・ラム氏の非公式発言の音声がロイターにより公開されました。





キャリー・ラム氏は、淡々と、ゆっくりと、現在の心境を語っています。
しかし時折、感情的とも思えるような声のトーンにも聞き取れる部分があります。


発言のなかで、キャリー・ラム氏は、会談の相手(香港の実業家グループとされています)に対して次のようなことを話しています。


・香港の現在の状況に責任を感じていること。

・可能であれば辞任し、謝罪をしたいこと(文脈から、おそらく会話の相手に対して)。

・中国の軍事介入は自身の考えにはないこと。

・自分の立場は香港市民と中国政府の板挟みで、非常に難しい立場であり、できることも非常に(very very very)限られていること。

・自分自身も、買い物にもヘアサロンにも行けず辛い思いをしていること。

などなど。


音声を聞いてみると、いまの香港情勢を鑑み、共産党に忠誠を誓い、雨傘運動後の間接選挙により行政長官に就任した彼女にとって、自分の生まれ育った香港とその経済を支える実業家たちに対する思いは悲観的以外の何物でもないように思えます。



しかし、この音声ファイルが意図的にリークされたとしたら、もしくは発言そのものも何かしらの合意のもとの行われていたとしたらどうでしょうか。

誰のコントロールで誰得なのかを色んなパターンで考えてみてもよいかと思います。

ちなみに、辞められるものなら辞めたい、ということは、彼女自身に辞めるという選択肢はないことを意味しています。

では、彼女を能力無しと断じ、次の傀儡政権を打ちたてるのはいったい誰なのでしょうか?


中国政府?

香港の財閥? (=香港市民となるのか)

アメリカ?

ロシア?



真実はいつもひとつ。



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