核燃料として用いられるウランという物質について。


ウランは鉱石として採掘され、質量数235と238の同位体が存在します。

ウラン235とウラン238の比率はおよそ0.7%:99.3%ですが、核分裂を起こしやすく核燃料として使用されるのはこのウラン235です。

天然のウラン鉱石からこのウラン235の濃度を高める処理を濃縮といい、この濃縮されたウランは原子力発電所の核燃料として使用されます。

ウランの濃縮には色々な方法が用いられますが、ほとんどの場合はその供給源として自然界のウランを6フッ化ウランという化合物に変えてから遠心分離などの方法により濃縮されます。
そして、その6フッ化ウランを生成する際に必要なのが、高純度のフッ化水素なのです。

Uranium-hexafluoride-2D

なお、ウラン235の濃度が20%を超える生成物は高濃縮ウランと呼び、こちらは原子爆弾などの核兵器に用いられる原料となります。

ウランは主にオーストラリア、カザフスタンやアメリカなどで産出されますが、北朝鮮には相当量採掘可能な埋蔵量があるとされています。



さて、ここまではあくまで科学的な事例と客観的な事実です。



今回の韓国に対する輸出規制について、経済産業省は今回の措置の理由として「不適切な事例」が見つかったと述べました。
ただし、それが具体的にどういった事例を指すのかは明らかにされていません。

従来、ホワイト国としてベツイチ該当品目であっても比較的簡単に輸出することが出来ていた韓国ですが、そのなかでも比較的繊細な品目が韓国に渡ったあとに最終的な使途が不明になった事例があるとのウワサがあるようです。
ただ、それが「不適切な事例」にあたるのかどうかはわかりません。

また、年末の自衛隊機に対するレーダー照射問題と日本海での瀬取りを関連付けるメディアもあるようですが、日本からの輸出物品でなければ国連の経済制裁には関連していても日本の輸出規制と直接関連のあるとも言いきれません。

しかし、韓国と北朝鮮の関連性を推察する材料とは言えます。


G20前の中朝首脳会談、G20後の電撃的な米朝首脳会談、そして間髪をいれず日本による韓国に対する輸出規制。

経済的にも大きなインパクトのある今回の決定について、アメリカが何も知らないわけはありません。
そして、アメリカ(トランプ大統領)は、ただにこやかに握手をし、北朝鮮に迎合するために板門店を訪れるようなことは決してしません。

北朝鮮とイランの核開発問題、米中の経済戦争。
このところの一連の動きは全て関連付けられているように思えるのです。