四方を海に囲まれた海洋国家日本。
外地から侵入する外的から国土を防衛するために設計、運用されている戦闘機がF-2です。


国産の支援戦闘機 三菱F-1の減勢に伴い、F-16をベースに日米共同開発によって魔改造が施された機体がF-2です。

日本の支援戦闘機の役割は海上の防衛であり、大型の対艦ミサイルを4発も搭載する搭載量が要求されながらも、発信する基地から遠く離れた洋上で作戦を遂行するための航続力にくわえ、格闘戦も可能な機動性能を有するこの機体は、現代の零戦とも呼ばれています。

img01
※航空自衛隊HPより転載


開発当時は量産機で世界初となる、フェーズドアレイレーダーを搭載する航空機で、さらにオリジナルのF-16よりも胴体、主翼、尾翼は大型化されながらもカーボン素材を使用した一体成型により軽量化され、翼面荷重の減少により機動性が大幅に向上しています。
また、フライバイワイヤを制御するソフトウェアは日本の独自開発によるもので、操縦性も向上しているとされています。

単座のA型と複座のB型が開発され、合わせて約100機が運用されています。
東日本大震災の際には松島基地が津波により被災し、F-2も多くが津波により浸水、修理不能と判断された機材の一部は廃棄されました。
しかし、松島基地の隊員は自らの基地や機材が被災しているにもかかわらず、1名の人的被害者も出さなかったばかりか、体制が整い次第すぐさま救援活動に出動しています。

あの日、松島基地のF-2が飛ばなかった理由




高い練度と士気を誇る自衛隊にあって、F-2もまた日本の誇るべき技術の結晶のひとつなのです。


昨日、航空自衛隊築城基地所属のF-2戦闘機が山口県沖の日本海に墜落したとの報道がありました。
幸いにも搭乗員2名は無事救助されたとのことですが、現在もF-2の飛行訓練は中止され、墜落の原因を究明しています。

搭乗員の方が無事で何よりでしたが、原因が究明され、安全が確保されたうえでF-2が再び大空に舞い上がることを祈っています。


photo01
※航空自衛隊HPより転載