昨年10月から豊洲に移転した東京都中央卸売市場。
その代名詞とも言えるマグロの競り、1月5日に行われた今年初の取引で、なんとビックリな異常価格で一番マグロが競り落とされました。

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その価格、なんと1㎏あたりの単価が120万円。
取引前日の1月4日に青森県の大間で水揚げされたというそのマグロの重さは278㎏。
取引価格は実に3億3360万円です。


競り落としたのは大手寿司チェーンを経営する築地「喜代村」の木村社長。
昨年の1番マグロを逃し、雪辱を誓っていたとの話でした。


通常のマグロの取引価格は数千円~数万円/㎏。
この価格があまりに異常であることが一目瞭然です。


㎏あたり5000円から始まるマグロのセリ。
手槍と呼ばれる仲卸のサインで単価が上がっていく上げ競りで、このマグロは10万単位で単価が吊り上げられ、昨年の1番マグロを落としたまる幸と早々に一騎打ちとなりましたが、120万円に達したところで勝負となりました。
所要時間はものの数分だったとのことです。

キャプチャ


しかし、寿司屋業界の常識を打ち破る「明朗会計」「24時間365日営業」が売りのすしざんまいをオープンして大成功を収めた木村社長。
これほどまでに高額な費用で調達されたマグロの握りも、店舗での通常価格でお客様に供されたということですが、宣伝効果その他もろもろ、商売上必要なお金だったとの認識なのでしょう。


ちなみに現在の金の価格はだいたい1㎏あたり500万円弱です。
さすがのGOLDといったところですが、過去に大航海時代のことを調べた時に、当時胡椒が金より高額に取引されていたことがあったとか。

どんだけー!! ですね。