キャプチャ


韓国海軍 クァンゲト・デワン級駆逐艦が12月20日に日本海の排他的経済水域を哨戒中の海上自衛隊P-1哨戒機に対して火器管制レーダー(FC系)を照射したとされる事案について、海上自衛隊はその一部始終をYoutubeでの公開に踏み切りました。



約13分にわたるP-1で撮影された記録映像での機長とクルーのやり取りは非常に生々しく、現場での緊張感がひしひしと伝わってきます。
特に、6:04からガラリと機内の空気が変わった様子が動画越しに伝わってきた気がします。


火器管制レーダーの照射は、平たく言うと「ロックオン」の状態。
つまり、狙いをつけられている状態と同等で、拳銃に例えると銃口を相手に向けて引き金に指をかける行為と変わらないとされています。
また、仮に米軍機に対して同じ行為を働いた場合は反撃されても不思議でないと言われています。


日本、韓国両政府の言い分には違いがあり、我々素人が真実の程を判定するわけにはいきませんが、P-1での映像に収録されたやり取りを見る限り、ピー音で隠された機密事項に関するやり取りの部分などの中で、照射されたレーダー波長の種別なども明確に記録されているものと思われます。


日本に最も近い隣国の一つ、韓国とはビジネスも多く、人の交流も盛んですが、こうした軍事、政治上の事案がビジネスを阻害することは悲しいことです。

船社、航空会社、上屋だけでなく、韓国系企業の物流も多く扱う我々にとって隣国との政治の不安定は全くありがたくありません。


国境地域における軍事的な接触においては、その場にいる数人のやり取りがまさに国と国とのやり取りそのものです。
その意味において、動画に登場するP-1の機長とクルーの方々の落ち着いたやり取りと韓国艦艇への対処は、その後に尾を引くであろう国と国との政治的なやり取りが明確に意識された、とても優れた行動だと感心しました。
日々の訓練のたまものとは思いますが、まさに軍事とは政治そのものであることを実感した、まさにリアルな動画です。


今日は仕事納めだった現場も多いでしょう。
急に冷え込んだ日本列島ですが、どうにか平穏によい年を迎えたいものです。