2018-G20-logo


アルゼンチンのブエノスアイレスでG20首脳会議が開幕したと報道されています。


なんだか定期的に新聞やテレビなどのメディアから伝わってくるこのG20、どのようなイベントなんでしょうか。
国際物流マンたるもの、世界経済の動向にも目を光らせておくべき。
簡単に知っておきましょう。


G20の発足する前、1986年から先進7か国(G7)財務大臣・中央銀行総裁会議が開催され、世界の金融情勢や通貨制度などについて意見交換が行われていました。
この7か国とは、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、イギリス、日本を指します。

しかし、地域経済の発展を受けて1999年からはさらに13か国を加え、G20として金融会議を行うようになりました。
参加国はG7の先進7か国に加え、IMF分類による先進国、韓国とオーストラリア、欧州連合と、IMF分類による10の開発途上国、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン、ロシア、ブラジル、メキシコ、サウジアラビア、インド、インドネシア、そして中国によって構成されています。


そもそも財務大臣と中央銀行の会議だったこのG20ですが、さらに2008年からは、世界経済の深刻化を受けて、おなじ構成による首脳会議も行われるようになりました。

今回ブエノスアイレスで行われている会議は、このG20首脳会議ということになります。


前回はドイツ・ハンブルグで2017年7月に開催され、ロシア・プーチン大統領とアメリカ・トランプ大統領の初顔合わせということで注目されましたが、トランプ大統領による地球温暖化防止のためのパリ協定離脱やハンブルグ市内でのG20開催反対デモなど、なかなか穏やかな雰囲気とは言えない様相でした。

また、今年6月にカナダのウィスラーで開催されたG7首脳会議では、貿易や環境問題に対するトランプ大統領の保護主義政策がヨーロッパ勢と折り合わず、共同宣言発表を見送るという超異例な閉幕となりました。


今回のG20サミットで注目されるのは、やはりアメリカと中国の貿易摩擦についての両国の出方です。

日本は地理的にも経済的にも両国に挟まれた状況のなか、どのような立ち位置を示していくのでしょうか。

越境ECや代購、インバウンド需要などと言った活況が報道される一方で、島嶼防衛の最先端技術を展示するイベントがあり、そしてF35空母運用も含めた防衛力強化政策が進められてもいます。


今日明日の仕事に影響するものではないと思いますが、こうした世界政治、経済のニュースにもアンテナを張っておくことが必要な業界です。
現場で貨物を扱っている方々などは、物量や貨物の種類の変動から世界経済の動きを垣間見ることもあるかもしれません。


次回のG20首脳会議は、2019年6月、大阪での開催を予定されています。